日本の皆さんこんにちは‼
ハワイで働くヘアメイクのクレです。
今日はウェディングの下着についてのお話
それも蚊帳の外になりがちな
新郎様のおパンツについてのお話です😁
実際にあったスケスケパンツ事件
ご本人たちには大変申し訳無いのですが
このエピソードは今だに
思い出すたび笑ってしまいます。
挙式当日の朝、お部屋に入ったら
お二人の雰囲気がすごく悪くて
今迄喧嘩していたんだな、というのは
すぐわかりました。
メイクが始まっても私を挟んで
新婦「だから…何が気に入らないのよ」
新郎「 …… 。」
新婦「他の人には別にわかんないんだし、気にしてるの自分だけでしょ」
新郎「そんなこと言ったって、嫌なもんは嫌だし…」
新婦「じゃあどうするの?あれで行くわけ?」
新郎「 …… 。」
あまりに気になったので
「あの、何か問題でもありましたか?」
と控えめに声をかけたのですが
ふたりとも
「いえ…別に…」
とそっぽを向いて口をつぐむだけでした。
その後ももんもんとしたやり取りは繰り返され
重たい空気の中お支度は進行していきました。
緊張のあまりピリピリして
挙式前に喧嘩になってしまうカップルは
実はそんなに珍しくはありません。
でも今日ばかりは
何かいつもと様子が違う感じだし
この空気のまま挙式に持ち込んではいけない
と思ったので、意を決してはっきりとお二人に言いました。
「すいません、何があったかは存じませんが
解決できることなら解決しましょう。
折角のおめでたい日なのに
このまま出発する訳には行きません。
ケンカの理由をお聞かせ願えませんか?」
すると二人は一瞬、スンッと黙った後
ご新婦様が言いにくそうに口を開きました。
「旦那のパンツが派手過ぎて
ズボンはいたらスケスケなんです。」
確かに新郎様のタキシードは
爽やかな白
対して下着はというと
何を思ったか真っ赤なトランクス
他の下着も
お持ちなのはどれも似たような
濃くて派手なデザインばかり
「私の新品のTバックを履けば
下着のラインは出ないからいいと思うんですけど
この人はどうしても嫌だって…」
「絶対イヤに決まってるだろ‼」
申し訳ないけど
心のなかで大爆笑してしまいました。
ええ、そりゃ嫌でしょうよ。
新郎様は確かに華奢で小柄だったので
新婦様の下着でも問題なく入りそうです。
「だから誰にも言わないって言ってるじゃん」
「そういう問題じゃない!」
確かにご新婦様の提案は合理的ですが
新郎様の男性としてのプライドが
許さない気持ちもわかります。
結局は近くのディスカウントストアの場所をお伝えして
急いで買ってきてもらうことになりました。
新郎さんが出ていった後
ご新婦様が笑いながら
「あんなに気にするなんて、
男として器がちっちゃいですよね」
と言ったご意見には
「いいえ、そうは思いませんよ。
それにもし新婦さんのTバックで結婚式に行ったら
絶対面白がって周りにすぐ言うでしょ」
と私が言ったら
「当たり前じゃないですか!
こんな面白いこと、黙ってるのもったいないですよ!」
という残酷な答えが帰ってきました。
新郎様は新婦様の性格を
とてもよくわかっていたんですね。
挙式に最適なのは白いブリーフ!
実際ハワイは常夏で暑いので
うす手の生地で作られたタキシードもよくあります
日本の挙式よりも
白など薄い色を選ぶ方は多いと思います。
また、ビーチフォトを専門に扱う会社は特に
屋外で着用することを前提としているので
タキシードの生地が薄いことが多いです。
その上ビーチフォトでは
ジャケットを脱いで撮影したり
シャツとベストだけになる事も多いので
ジャケットで腰回りが隠せません。
新婦様は下着にすごく気を使いますが
新郎様の下着については
皆さん何も考えてない方が殆どです。
タキシードを着る際おすすめしているのは
中でくしゃくしゃするトランクスよりも
ビキニタイプやブリーフのように
ピタっとしたデザインの下着です。
淡い色のタキシードを着る場合は
色も合わせて薄い無地にしましょう。
ビーチフォトスタジオなど
当日お店に行って衣装を選ぶ場合、
特にこのスケパンツ問題は多発します。
どの色を着るかわからない場合
はじめから無難に薄い無地で
来店したほうがいいでしょう。
でも実際は
白いブリーフを日常から履いている人は
少ないと思うので(若い方は特に)
ウェディングが決まったら
花嫁さんは自分の下着を買うと同時に
新郎様のパンツも忘れずに
買ってあげるようにして下さい。
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